小児用肺炎球菌ワクチン接種のお勧め

【ワクチンの概要】
 肺炎球菌は,子どもの細菌性髄膜炎,菌血症,肺炎,中耳炎の主な原因菌です.その中でも細菌性髄膜炎と菌血症は死亡に至る可能性が高い重い病気であり,特に2歳未満の子どもにかかりやすいといわれています.世界中では肺炎球菌により毎年約100万人の乳幼児が死亡しています.
 子どもの肺炎球菌感染症の約8割は小児用肺炎球菌ワクチンで予防可能です.海外では10年前から接種が開始されており,すでに約100ヶ国において接種されています.また,WHOは2007年から全ての国に対して小児用肺炎球菌ワクチンの接種を推奨しています.
 小児用肺炎球菌ワクチンを導入した米国では,導入前と比較して,肺炎球菌が原因となる重い病気の発生頻度が激減(98%減少)しています.
 主な副反応は接種部位の腫れ(80%),発熱(25%)です.稀にはショックや痙攣の報告もありますが,その頻度は他のワクチンと同等です.
※国内では毎年約1000人の小児が細菌性髄膜炎に罹患しています.その原因の6割がヒブ菌,3割が肺炎球菌です.ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの両方を接種することで,国内の細菌性髄膜炎の9割が予防できます.
【接種対象者】生後2ヶ月以上,10歳未満の者.
【接種回数】※できるだけ早い月齢での接種開始をお勧めします!
 @生後2〜6ヶ月で開始;4回(4週間隔で3回と1歳で1回)
 A生後7〜11ヶ月で開始;3回(4週間隔で2回と1歳で1回)
 B生後12〜23ヶ月で開始;2回(60日以上の間隔で2回)
 C生後24ヶ月以降で開始;1回  
 ★他のワクチン(ヒブ,三種混合など)との同時接種が可能です.
【予約】受付または自宅受付システムで予約してください.

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